この記事からわかること
・畳コースターのエコロジカルな魅力
畳コースターとは
私たちの暮らしの中で、「自然」と「心地よさ」を求める動きが高まっています。
大量生産されたモノから距離を取り、丁寧でサステナブルな選択をしたい。
そんな想いに応えてくれる1つといえるものを見つけたので紹介します。
それが「畳コースター」です。
かつて日本の暮らしの中心だった畳は、今は少し遠い存在。
でも、小さな畳=コースターとして取り入れることで、和のぬくもりと持続可能な価値観を、気軽に日常に取り入れることができます。

畳コースターは、その名の通り「畳素材でできたコースター」です。
使われているのは主に「い草(イグサ)」や和紙表(わしおもて)で、本物の畳と同じ製法でミニチュアサイズに仕立てられています。
🌱 い草の香りが癒し効果抜群
🌱 吸水性・通気性に優れているので、コップの水滴も安心
🌱 落ち着いた和の雰囲気だけでなく、洋の雰囲気も合わせるとインテリアとしての個性も生まれる
手作りなものがほとんどなので、ハンドメイドの温もりやオンリーワンのデザインを見つけやすいことも魅力です。
畳コースターのエコロジカルな魅力

畳コースターは、まさに自然素材100%に近いエコアイテム。
中でも「い草」はCO₂吸収効果があり、刈り取り後は堆肥としても使えるサステナブルな植物です。
さらに、い草は水質浄化作用もあり、環境に優しいだけでなく、自然と共生する日本の知恵が詰まった素材とも言えます。
また、日本国内のい草農家や小規模工房が手作業で生産している製品が多く、地域の伝統産業の支援にもつながります。畳業界は住宅の洋風化により年々縮小傾向にありますが、こうした小さな製品を日常に取り入れることで、持続可能な循環の一端を担うことができます。
さらに嬉しいのは、その耐久性と再利用性。布や紙のコースターは劣化が早く、使い捨てになりがちですが、畳コースターは丁寧に使えば数年単位で長持ちします。使い終わった後も、自然素材ゆえに土に還ることができる、まさに“ゼロウェイスト※”に近いアイテムです。
写真に載せているものは、茨城県笠間市に出かけたときに買ったものです。
陶芸品の街なので、それに付随するアイテムも多く売られています。
▼私が立ち寄ったお店はこちら
https://kilalakan.jp/
「使って、癒されて、還していく」。そんな循環型の暮らしを、畳コースターはエコロジカルな魅力だと思います。
※ゼロウェイスト:「ゴミをゼロにする」ことを目指す考え方。ただ単にリサイクルするだけでなく、廃棄物そのものを出さないように、設計や生活スタイルを見直すというライフスタイルや社会運動を指している。
日本文化としての“和の美”
畳が持つ「余白の美」「簡素の美しさ」は、まさに日本文化の象徴といえるかもしれません。
畳コースターを取り入れるだけで、テーブルの上に“和の静けさ”が宿ります。
🍵 茶道の精神を思わせる静謐な佇まい
🎎 和菓子やお抹茶との相性も抜群
🎁 海外の方への贈り物としても喜ばれる
“和モダン”というスタイルが注目されるので、洋室×畳という新しいバランス感覚を楽しめるアイテムです。
まとめ
いかがでしたか。
「畳コースター」は、日本の文化や美意識を静かに伝えてくれる、小さなアートピース。
自然と寄り添い、丁寧に暮らしたい方にはおすすめのアイテムです。
あなたのテーブルにも、静けさと癒しの“和”を一枚、加えてみませんか。