#30 Coffee loverなミニマリストの愛用ギアと暮らしのこだわり

生活

この記事からわかること

・ミニマリストでもコーヒーを楽しめる工夫や、道具との付き合い方
・実際に愛用しているコーヒーギアを紹介し、それぞれの魅力や使い心地をミニマリスト視点で具体的に解説

モノは少なく、でも“コーヒー愛”は深く

普段はミニマリストとして「モノを持ちすぎない暮らし」を大切にしていますが、そんな私にも“絶対に手放したくないもの”があります。それが、コーヒーを淹れるための道具(コーヒーギア)たちです。

朝の静かな時間に一杯のコーヒーをゆっくり淹れる――この作業は単なるカフェイン補給ではなく、私にとって1日を丁寧に始めるための大切なルーティーンになっています。

多くの人が「ミニマリスト=何も持たない人」と思いがちですが、本当は違います。
必要なモノを厳選し、自分にとって価値あるものだけに囲まれて暮らすスタイル。
それが本質です。
だからこそ、“コーヒーのある暮らし”が私にとって欠かせないものなので、それを支えてくれる道具たちにも、こだわりを持って選んでいます。

もちろん、最初から「これだ!」と思える道具に出会えていません。
ネット徘徊という名の試行錯誤を重ね、探し、いざ買って使っても「これは要らなかったかも」と手放したものもあります。(買い物の失敗は誰でもしてしまうもの)
ですが、その過程を経て、今愛用しているものは本当に気に入っているし、毎日使っています。

モノは少なく、でもコーヒー愛は深く。
そんな私が選び抜いた“本当に必要な道具たち”を、次章からじっくりご紹介していきます。

ミニマリストが大切にする“道具の選び方”

ミニマリストとして暮らしていると、「どうやってモノを選んでいるの?」とよく聞かれます。
特にコーヒー関連のアイテムは種類が豊富で、選ぶのが難しいジャンルでもあります。私は、“できるだけ少ない道具で、心地よいコーヒー時間を実現すること”を軸に、持ち物を激選しています。

具体的には、以下の3つの視点を大切にしています。

① 多機能・シンプルであること
見た目の良さや高機能マシンを買っても、日々の暮らしの中で使いこなせない結果になるのは本末転倒。重要なのは、操作がシンプルで手入れも楽なこと。1つの道具で複数の機能があるものよりも、1つの機能に特化したものの方が使いやすいです。

② 長く使える品質であること
モノの数を減らすということは、1つひとつの“質”に目を向けるということでもあります。使い捨てやすいプラスチック製ではなく、耐久性のあるステンレスや陶器、琺瑯(ほうろう)などの素材を選ぶようにしています。そうすることで、愛着を持って長く使うことができ、暮らしにも自然と深みが出てきます。

③ 置いてあるだけで気分が上がるデザイン
これは誰しもが知っていることかもしれませんが、道具の見た目も実はとても大切です。
使わない時間も部屋の空間に見える収納をしている場合は、目で見る癒しを与えてくれます。色や質感の統一感があると、視覚的なノイズも少なくなり、暮らしがぐっと整った印象になります。

これらの視点で選び抜いた結果、今の私の手元には「これさえあれば十分」と思えるコーヒー道具だけが残りました。
次章では、その愛用品をひとつずつご紹介します。

愛用のコーヒーギア3選

ここでは、coffee loverな私が数々の失敗と手放しを繰り返しながら、最終的にたどり着いた「ミニマリストにとって必要なコーヒー道具」を3つご紹介します。
どれも毎日使っていて、今の私にとっては“なくてはならない相棒”たちです。

1. Tetra Drip(テトラドリップ)|組み立て式ドリッパーの革命児

Tetra Dripは、ミニマルなコーヒー生活を支えてくれる理想のドリッパーです。
最大の魅力は、プレート状の3枚の板を組み合わせるだけでドリッパーになるという驚きの構造。
使用前後は分解してフラットに収納できるので、場所を取らず、旅先や出張先でも大活躍しています。

ステンレス素材のため耐久性も高く、アウトドアはもちろん、自宅でも違和感なく使える美しいデザインです。ペーパーフィルターを使う構造ですし、軽いので、扱いもシンプルです。

また、組み立てた時に綺麗な三角になることも見栄えがよく、使っていて楽しいと思えます。

まさに「持ち運びできるプロ仕様の道具」といえる存在。
軽さ・収納性・機能性の3拍子が揃っていて、ミニマリストの理想を体現してくれるギアです。

2. スタンレー 真空マグボトル 230ml|一杯分だけを、ずっと美味しく

ミニマルなコーヒー習慣に欠かせないのが、ちょうど“一杯分”の量をキープできるタンブラー。スタンレーの230ml真空マグは、そんな願いを叶えてくれる一本です。

しっかりとした真空断熱構造で、保温・保冷力が抜群。朝に淹れたコーヒーが、数時間後でもしっかり温かいまま味わえます。容量も絶妙で、飲みすぎず、飲み足りなさもない“ちょうどいい”サイズ感。片手に収まりやすく、カバンにもスッと入るのが嬉しいところ。

さらに、口当たりの良さや注ぎやすさも考慮された設計で、細部にまで使う人への思いやりが感じられます。無骨な見た目に反して、使い心地はとてもやさしい。コーヒー時間を長く、心地よく楽しむためのマストアイテムです。

3. watchfet ポケットデジタルスケール|軽量コンパクトでも本格派

コーヒーの味を安定させたいなら、やはりスケールは外せません。
watchfetのポケットスケールは、まさにミニマリスト向けの一台。
手のひらサイズながら精度は高く、0.1g単位で正確に計量できます。

このスケールは充電式ではなく、電池式ですが、そのアナログなところも意外と気に入っています。
荷物を増やしたくないけど味には妥協したくない――そんな私の願いを叶えてくれた道具です。

コーヒー豆の量や湯量を正確に計測できることで、毎回同じ美味しさを再現できて、味にばらつきがなくなったことで、より一層「丁寧に淹れる楽しさ」が感じられるようになりました。
また、その小ささと軽さから、旅行やアウトドアに持って行くのにも邪魔になりませんし、カスタムができる自由度が高いことも魅力だと思います。私は、蓋をとって、軽量部分に3Dパッドを付けています。
インスタなどでは様々なカスタム方法が載っているので、ぜひ参考にしてみてください。

少ない道具で豊かな時間をつくる工夫

「持ち物を減らす」と聞くと、味気ないとか、妥協していると思われがちですが、実際には、その逆。選び抜いた少数精鋭の道具たちと過ごす時間は、驚くほど豊かになると思います。少ないからこそ、ひとつひとつの存在をしっかりと味わえる――それがミニマルな暮らしの醍醐味です。

コーヒーにおいても同じことが言えると思っていて、多機能なマシンや豪華なセットがなくても、自分なりの心地よいルーティンと小さな工夫があれば、一杯のコーヒーが人生を満たしてくれる時間に変わります。

私が日常的に実践しているのは、「環境づくり」と「動線の簡素化」です。
たとえば、コーヒーギアはすべて1つの引き出しに集約。必要なものがすぐに手に取れることで、コーヒータイムへの導線がスムーズになります。
道具が少ないから、取り出して・使って・片づけるまでの所作も心地よく、無駄がありません。

お気に入りのTetra Dripを組み立て、watchfetスケールで豆を計量し、マグに注ぐ――この一連の流れが私の1日のスタートを切る大切な時間になっています。

さらに、時間帯や場所も工夫のひとつ。
朝にコーヒーを淹れる日が多いですが、あえて午後に出窓でコーヒーを入れて楽しむこともあります。
少ない道具だからこそ、どこでも簡単に“コーヒー時間”を持ち出せます。

「道具は少なく、でも行為は丁寧に」。
これは、ミニマリズムとコーヒーのどちらにも通じるキーワードかもしれません。

まとめ

いかがでしたか。
あなたにとっての“ちょうどいい”コーヒー時間、道具との時間。
道具が少なくても、自分に合った道具と習慣があれば、それはとびきりの贅沢な時間になります。

ぜひ一度、自分なりのコーヒー時間を楽しんでください。
そこに、あなたらしいミニマルな幸せが隠れているかもしれません。

タイトルとURLをコピーしました