#52 【断捨離ステップ②】洋服が減れば毎日が楽になる!クローゼット断捨離のステップ完全ガイド

断捨離ステップ

はじめに:クローゼットの断捨離、なぜ必要?

クローゼットの中、最後にしっかり見直したのはいつですか?

普段は扉を閉めているだけに、「見えないから大丈夫」と思いがちな場所ですが、実はここにこそ不要なモノが溜まりがちです。朝の服選びに時間がかかってしまったり、「何を着たらいいか分からない」と感じたりするのも、クローゼットに余計な服が多すぎるのが一因かもしれません。

私自身、かつては洋服がぎゅうぎゅう詰めになったクローゼットを前に、毎朝「着る服がない」と言っては服を選んでいました。けれど、本当は「服がない」のではなく、「選べない状態」になっていただけ。気に入っているはずの洋服も、奥にしまっていたりして存在すら忘れていた、なんてもことも。

そんなモヤモヤを解決してくれたのが、「クローゼットの断捨離」です。
不要な服を手放して、本当に必要な数・好きなもの・着ているものだけを残すことで、服選びがラクになり、自分のスタイルも明確になってきました。
断捨離は単にモノを減らすだけでなく、暮らしを整える第一歩です。特にクローゼットは、毎日目にする空間だからこそ、整える価値があります。

今回は、クローゼット断捨離の準備から実践ステップまでを詳しくご紹介します。
洋服が減れば、きっと毎日がもっとラクになるはず。
さっそく一緒に始めてみましょう!

断捨離前の準備:心構えとチェックポイント

クローゼットの断捨離を始める前に、まずはちょっとした準備と心構えが必要です。
ここをしっかり押さえておくことで、途中で挫折せず、スムーズに最後までやりきることができます。

まず最初にするべきことは、クローゼットの中の服をすべて出すこと。

これは断捨離の基本中の基本です。つい見て見ぬふりをしてしまう服や、奥にしまい込んで忘れていた服も、一度すべて見えるようにすることで、自分が持っている服の「全体量」を客観的に把握できます。クローゼットの中で選別しようとすると、「まあいいか」で戻してしまいがち。全出しすることで、その場しのぎではない本気の仕分けができます。

次に意識しておきたいのが、持つ服の数をあらかじめ決めておくこと。

人によって適正な数は異なりますが、例えばトップスは10枚以内、ボトムスは5本までなど、目安を決めておくと判断がグッとラクになります。あくまで目安なので、最初から完璧でなくても大丈夫。
自分にとって無理のない範囲で、少しずつ減らしていけばOKです。

そして、断捨離に集中できる時間と空間を確保することも大切です。

休日の午前中など、頭がすっきりしている時間帯を選ぶのがおすすめ。服を出すスペースとして床やベッドの上も確保しておくと、効率よく作業が進みます。

ここまで準備が整えば、あとは実践あるのみ!
次章では、実際に私が行っているクローゼット断捨離の5ステップを詳しくご紹介します。

実践ステップ:クローゼット断捨離5ステップ

それでは実際に、クローゼット断捨離を始めていきましょう。
次の5ステップをひとつずつ丁寧に進めていけば、スッキリとしたクローゼットを手に入れられます。


ステップ①:全出しする

まずは、クローゼットの中の服をすべて取り出します。ハンガーにかかっているもの、引き出しの中、棚の奥…とにかく「ひとつ残らず」外に出して、床やベッドの上に広げてください。
この工程は正直、面倒です。ただ、「何がどれだけあるか」を把握するには必須の作業なので、我慢して行いましょう。私の場合、全出しして初めて「似たような服を何着も持っていた」ことに気づけました。

ステップ②:「着ている服」だけを残す

次に、日常的に着ている服だけを選び出して残します。ここで大事なのは、「着られる服」ではなく、「実際に着ている服」です。タグがついたままの服は流石にないと思いますが、最後に着たのが1年以上前の服は、思い切って手放す方向で検討しましょう。目安としては、「今シーズン3回以上着たかどうか」を判断の基準にしてみてください。

ステップ③:「いつか着る」は手放す

「いつか着るかも」「痩せたら着られる」「高かったから捨てづらい」——こうした理由で残している服は、実はほとんど出番がありません。私自身、「高かったから…」と残していた服を着るというよりも保管していたという経験があります。そんな服たちには「ありがとう」と言って、手放しましょう。「今の自分」に必要なものを厳選することが、快適な暮らしにつながります。

ステップ④:カテゴリごとに収納

残す服が決まったら、今度は「使いやすく収納」する段階です。トップス、ボトムス、ワンピースなどざっくりで良いのでカテゴリごとにまとめると、朝の服選びが圧倒的にラクになります。見やすさを意識して並べるだけで、毎日の気分も変わります。

ステップ⑤:保管・処分・譲渡を即行動

不要と判断した服は、「あとでやろう」と思わず、その場でアクションを。リサイクルに出す、譲る、処分するなど、行き先を即決することでクローゼットに再び戻るリスクを減らせます。私は、まだ着られる服はフリマアプリや古着回収へ、傷んだ服は雑巾にリメイクするなど、処分に罪悪感が出ない方法を活用しています。が、これもめんどくさいという人は潔く捨てましょう。ハイブランドでない限り、高くは売れないので、勿体無いとは思わず、これからの快適さを優先して捨てるのも賢い選択です。

洋服を減らす3つの効果

クローゼットの断捨離をして一番驚いたのは、洋服を減らしただけで毎日の暮らしが大きく変わったことです。ここでは、私が実際に感じた3つの変化をご紹介します。

1.朝の支度が時短に

まずは、毎朝の「着る服どうしよう問題」から解放です。以前は服の量が多すぎて、どれを着ようか悩むのが習慣になっていましたが、今はお気に入りばかりが並んでいるので、数秒でコーディネートが決まります。「選択肢が多すぎると、かえって決められない」というのは本当で、数を絞ることが快適人なります。

2.洋服に対する価値観が変わった

以前は「安いから」「セールだから」と、頻繁に洋服を買っていました。でも断捨離をしてからは、ひとつひとつの服をしっかり吟味するようになり、「本当に着たいか?」「今の私に似合うか?」と自分に問いかけるクセがつきやすくなります。その結果、衝動買いが激減し、服に無駄なお金をかけることも少なくなるのは嬉しい効果です。

3.自分らしいスタイルが定まった

服を厳選していく中で、自分がどんなスタイルを好むのかが見えてきました。私はシンプルで着回しのきくアイテムを選ぶことが多いのですが、それが自分にとって心地よいと気づきました。「流行より自分に似合うもの・好きなもの」を着るようになってからは、買い物も迷わなくなりましたし、何より“私らしさ”を感じられるようになったことが嬉しい変化です。

おわりに:見えないスペースこそ心を映す鏡

クローゼットは、日常生活の中で意外と見落とされがちな場所です。
でも実は、そこに「今の自分の暮らし方」や「心の状態」が表れています。服が詰め込まれてぐちゃぐちゃなクローゼットを見ると、気持ちがザワザワしているかも。逆に、整ったクローゼットは心が軽くなると思います。

もしあなたのクローゼットがパンパンで、朝の支度にストレスを感じているなら、今がその一歩を踏み出すタイミングかもしれません。
ほんの少しでもいいので、今日できることから始めてみてください。
スッキリと整ったクローゼットは、きっとあなたの毎日を軽やかにしてくれるはずです。

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