「たった1泊2日なのに、いつも荷物がパンパン…」とため息をついた経験はありませんか?
旅行の荷物が多いと、移動が大変になるばかりか、準備がよりめんどくさいと感じてしまうものです。
そんなとき参考にしたいのが、ミニマリスト流の旅支度です。
必要最低限のものしか持たないスタイルは、身軽に旅を楽しむ秘訣の宝庫。
荷物を減らすことで、移動がラクになり、旅先で自由に行動できる範囲も広がる可能性があります。
今回の記事では、1泊2日の旅行を想定しながら、ミニマリストが実践する「荷物を減らすための3つのコツ」をご紹介します。
服の選び方から、化粧品類の持ち方、お土産との向き合い方まで具体的なテクニックをお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
きっと次の旅では、カバンが驚くほど軽くなり、心も軽やかに出かけられるはずです。
旅の目的と持ち物を絞り込む

荷物を減らす第一歩は、「旅の目的を明確にすること」。
観光メインなのか、温泉でゆっくりするのか、出張なのか…。目的によって本当に必要な持ち物は大きく変わってきます。
たとえば温泉旅行であれば、オシャレ着よりも移動しやすい服や簡単に羽織れる上着が重宝しますし、観光をメインにするなら、歩きやすい靴やバッグの方が大切です。漠然と「念のため」と詰め込むほど、荷物は増えてしまうので、そこは注意したいところ。
そして、持ち物を絞る際におすすめなのが「持ち物リスト」を作ることです。紙やアプリで構わないので、旅先で本当に使う場面があるものだけをリストに書き出し、そこにないものは潔く置いていく。私自身、この方法で荷物の無駄をかなり減らせるようになりました。
さらに天気予報を必ず確認することもポイントです。雨予報なら折りたたみ傘を、小雨程度ならホテルの傘を借りるのも手。天気に応じて持ち物を柔軟に調整することで無駄を省けます。
旅の目的をクリアにして、必要なものをリストアップする。それだけで荷物は驚くほど減らせます。
1.服を厳選する

旅行の荷物の中で、最もかさばるのが「服」ですよね。
特に1泊2日程度の短い旅行なら、服の量は極限まで減らせると私は感じています。
まず意識したいのは、「嵩張る服は持っていかない」ということです。
分厚いニットや大きなコートなどは、短い旅行では不要なことが多いです。寒さが心配であれば、薄手の重ね着を複数枚持っていき、調節する方が使いやすいと思います。特にユニクロのウルトラライトダウンなどはコンパクトになるので、旅には重宝します。こういった工夫が、カバンのスペースをかなり節約できます。
また、選ぶ服は着回ししやすい色や統一した色を選ぶというのもおすすめです。例えば、黒やネイビー、白などのベーシックカラーはどんな組み合わせにも合うので、一枚の服が複数の場面で活躍してくれますし、ワンカラーで揃えるというのもすっきり見えて服の数を激選することに繋がりやすくなります。私自身、基本的にトップス1枚、ボトムス1枚、予備のインナー1枚程度で十分だと思っています。
そして忘れてはいけないのが、「現地で調達する」という選択肢です。
日本国内の旅行であれば、コンビニやドラッグストアで簡単にインナーや靴下を買えますし、もし急に寒くなったとしても、現地のお店で安く上着を買うこともできます。私は「足りなければ現地で買えばいい」と思うようになってから、荷物を詰め込む不安がぐっと減りました。
旅行の荷物を減らす最大のポイントは、「心配だから」と持ちすぎないこと。服はその典型です。
「嵩張らない」「着回しできる」「最悪現地で買う」という三つを意識するだけで、あなたのバッグはずいぶんスリムになるはず。
2.洗面・化粧品は最小限&軽量化する

旅行の荷物で次に悩ましいのが、化粧品やスキンケア用品の荷物ですよね。
でも、短期旅行なら思い切った減らし方がより可能になります。
まずは、ミニサイズやサンプルを活用することです。これは多くの人が実践していると思いますが、化粧水や乳液などは100均や無印良品の小分け容器に詰め替えるだけでも大幅に軽量化できます。最近では、100均でも使い捨てボトルやパウチなども販売されています。

具体的な詰め方例:
・化粧品も日焼け止めやファンデーションなど、液体物はソフトレンズ用のコンタクト入れを利用して詰め替える
・化粧水や乳液などはコットンに染み込めせてジップロックに入れて持って行く
・シャンプーやコンディショナーは使い捨て用のパウチに詰め替える
・アイシャドウなどの粉物は1〜3つまでに絞られたミニサイズを持っていく
また、「オールインワンジェル」など、一つで複数の役割を果たすアイテムを取り入れると、ポーチの中身がスッキリします。
さらに、同行者がいる場合はシェアできるものは共有するのがおすすめです。クレンジングやボディソープ、コテ・アイロンなど、同じもので問題ないなら一人分で十分です。実際、私は友人と旅行する際、コテやアイロンは貸し合ったり、特定の道具が必要な場合は分担して用意することが多いです。
短期旅行であれば、「多少の妥協を楽しむ」くらいの気持ちが大切です。普段通りのスキンケアを完璧に持っていくより、軽い荷物で身軽に動けることの方が、「楽ちん」と思えるかも。
持ちすぎを防ぐには「本当にこれを2日間使うか?」と自問するのがコツです。
荷物の軽さは、旅の楽しさ・行動範囲の広さに直結すると思います。
3.お土産は“基本的に”買わないと決める

旅行といえばお土産!と思う方も多いでしょう。
でも、荷物を減らしたいなら「お土産は買わない」と割り切るのも、実は大きなポイントです。
私自身、以前はつい色々なお土産を買い込んでいました。しかし、帰宅してみると自分用に買った雑貨でも使わなかったり、人に渡すタイミングを逃したり…。結局、物が増えるだけでなく、移動のたびに荷物が重くなっていました。
今では「旅の思い出は体験に残す」と決めています。
写真を撮ったり、旅先での楽しい時間を心に刻むことこそ、最高のお土産だと思うようになりました。どうしても買いたいときは、なるべく小さく軽いものや、消耗品を選ぶようにしています。例えばお菓子やハンドクリームなどです。
また、日本国内の旅行なら、後日ネット通販で購入できるものも多いので、無理に現地で買う必要はありません。在庫がある・ネット販売されているなら、ネットで買うという手段も活用しましょう。旅行先で荷物を持たずに済みます。「荷物を増やさない」という選択は、旅先での行動の自由度も高めてくれますよ。
お土産は感謝の気持ちを伝える手段でもありますが、自分も相手も負担にならない範囲で選ぶのが、ミニマリスト流の旅の知恵だと思います。
荷物を軽くするためのマインドセット
最後にお伝えしたいのが、荷物を減らすうえで何より大事なのは「マインドセット」だということです。
荷物が多くなる最大の原因は、「もしものために」と、あれもこれも持ちたくなる心理です。でも、本当にその“もしも”は起きないことがほとんどです。
私はあるときから「最悪、現地で調達すればいい」と考えるようになりました。実際、日本国内の旅行ならコンビニやドラッグストアでたいていのものは手に入りますし、必要になったときに買う方がストレスが少ないと気づいたからです。
荷物を減らすと、旅がとても自由になります。
移動がラクですし、階段しかない駅でもヒョイッと上がれます。チェックアウト後も荷物を預けず身軽に行動できるのも大きな魅力です。荷造りそのものも、工夫次第でパズルのように楽しくなりますよ。
また、現地のコインロッカーや荷物預かりスペースを活用することもおすすめです。宿泊先が近くにある場合は預ける方は多いと思いますが、宿泊先が遠い場合は中継する場所や駅などのコインロッカーに荷物を預けることで、時間ロスすることなく、身軽に旅を楽しめます。私はコインロッカーは必要な旅費としていつも課金しています。
旅を思いきり楽しむためにも、「身軽でいること」に価値を置いてみてください。
「荷物が少ない=不便」ではなく、「荷物が少ない=自由」と捉えることが、ミニマリスト流の旅支度の一番のコツだと思います。
おわりに
荷物が軽いだけで、旅は驚くほど自由で楽しくなります。
今回ご紹介した「ミニマリスト流・旅行の荷物を減らす3つのコツ」は、どれも簡単に実践できることばかりです。
次に1泊2日の旅に出かけるときは、ぜひ「本当に必要なものは何か」を考えて、心もカバンも軽やかにしてみてください。移動のたびに感じる身軽さ、行動の自由度、そして心の余裕。そのすべてが、あなたの旅をきっともっと素敵にしてくれるはずです💖