最近SNSや動画サイトで話題になっている「タフティング」。
専用のタフティングガンを使って毛糸を布に打ち込み、オリジナルのラグやマットを作るハンドメイド体験です。見ているだけでも楽しそうですが、「実際にやってみるとどうなの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、私が初めてタフティングに挑戦した体験レポをもとに、作業の流れや楽しさ、気づいたポイント、初めて挑戦する人へのアドバイスをまとめました。
今回訪れたのは、目黒駅近郊の「SORATOBUタフティングスタジオ」。
お店の雰囲気やアクセスのしやすさも含めてレポートします。
これから体験してみたい方、趣味として始めたい方の参考になれば嬉しいです。
タフティングって?魅力と流行の理由

タフティングとは、キャンバス地のような生地に毛糸を専用ガンで打ち込み、絵を描くように模様を作り出す手法です。元々はプロのラグ制作に使われていた技術ですが、近年はDIYやハンドメイド好きの間で人気が高まり、一般の人でも体験できるワークショップが増えています。
人気の理由はなんといってもオリジナル性の高さ。
毛糸の色や模様を自由に組み合わせられるため、世界にひとつだけのラグやマットが作れます。さらに、制作過程で少しずつ模様が浮かび上がっていく様子はとても達成感があり、手作りならではの魅力があります。
また、タフティングは初心者でも気軽に挑戦しやすい点もポイントです。
難しい技術は必要なく、道具の扱い方さえ覚えれば、1〜2時間で作品が完成できます。
SNSで完成品をシェアする人も多く、「自分もやってみたい!」という声が最近は広まっているようです。
事前予約と準備
今回私がタフティングを体験したのは、目黒駅近郊にある「SORATOBUタフティングスタジオ」。
SNSで見つけたときから気になっていたお店で、初心者でも手ぶらで参加できるという点に惹かれて予約しました。
スタジオは明るく開放感があり、壁一面にカラフルな毛糸が並んでいて、入った瞬間からワクワクする空間。スタッフさんもフレンドリーで、安心感がパンパないお店です。
体験は、事前に予約&デザイン決めをしておく必要があります。
予約はWEBサイトから簡単にできます。
支払いも事前にWEB決済。予約時に作りたいデザインを選択します。
デザインは、規定デザインか、オリジナルのデザインか、選ぶことができます。
オリジナルのデザイン(サイズも選べる!)を作りたい人は、
・事前にデザインデータをお店に予約時に送る必要がある
・規定のものより高価になる
この2点に注意して予約をしてください。
私はチェアラグ(椅子に乗せる用のラグ)を作りたかったので、規定デザインの中から選びました。
選んだのは、艶ありのお花柄(写真左上)。配色は、当日のスタジオで選ぶことができます。

また、当日の格好はパンツスタイルが推奨されます。
足を開いたり、しゃがんだりする動作があるので、動きやすい服装で!
いざ、タフティング!
当日やってみると、
髪の毛を束ねる→配色を選ぶ(10分)→タフティングガンの使い方レクチャー(10分)→タフティング(60分〜)→ハサミやバリカンでの仕上げ(15分)→写真撮影(10分)
おおよその時間ですが、流れはこんな感じでした。(体験時:2025年7月)
最初に「髪の毛を束ねるのはなんで?」と思ったのですが、ラグの糸が絡まったりする恐れがあるらしいので、ショートヘア以外の方は基本的に髪の毛を結ぶ必要があります。
私は髪の毛を結んで来店していたので、すぐに配色選びに移っていました。笑

チェアラグの配色はかなり迷いましたが、ラベンダー色をベースにして3色選びました。
(結局、色を迷いに迷って、緑からベージュに変えてもらいました笑)

フレームには布が張られていて、事前に自分が選んだデザインの下絵をすでにお店の人が描いてくれています。タフティングガンの持ち方や使い方はスタッフさんが丁寧にレクチャーしてくれるため、初めてでも安心。わからないことがあれば、すぐに聞ける距離感でいてくれるのもよかったです。
いざ!タフティング!
専用のタフティングガンで毛糸を打ち込むと、想像以上にサクサク進み、少しずつ模様が浮かび上がっていく過程は思った以上にとても楽しい体験でした。専用ガンはそこそこ重みもあるので、休憩しながら打ち込むこともできます。最初はガタガタだったところも、最後はお店のプロが仕上げを行ってくれるので、綺麗な作品になります。


完成!
2時間で完成したチェアラグ。
途中で糸ががたついたりもしたけど、綺麗に仕上がりました!

最後にお店の方が綺麗に包装してくれて、当日すぐに作品を受け取れます。

ラグの大きさにも寄りますが、エコバッグは持参して行った方がよいです。
お店では梱包はしてくれますが、袋は渡されないので事前に持っていきましょう🛍️
これから挑戦する人へ
これからタフティングをやりたいなと思っている方におすすめしたいポイントをまとめます。
- デザインは事前に考えておく:ラグや壁掛け、クッションカバーなど用途を決めておく。シンプルな形から始めると成功しやすい。
- 服装はパンツスタイル:毛糸くずも飛び散るので、ある程度汚れてもいい服装にしておく。
- 時間には余裕を持つ:体験は2〜3時間ほどかかる場合が多いため、予定に余裕を持っておく。
- エコバッグの持参:作品を入れられるサイズのバッグを持っていく。
初心者でもコツをつかめば楽しく作れるので、まずは気軽にワークショップに参加してみるのがおすすめです。
今回利用したお店の紹介
「SORATOBUタフティングスタジオ」は少人数制のため、質問しやすく、サポート体制も万全でした。何より気さくで話しかけやすい店員さんがいるのもおすすめポイント。
また、下絵から仕上げの裏処理までフォローしてくれるので、初心者でも完成度の高い作品が作れます。
目黒駅から徒歩圏内というアクセスの良さもあり、気軽に立ち寄れるのが魅力。