#51 【断捨離ステップ①】玄関は“家の顔”!運気も気分も上がる片付けステップとは

断捨離ステップ

なぜ断捨離は玄関から始めるべきなのか?

断捨離を始めようと思ったとき、どこから手をつければいいのか迷う方は多いのではないでしょうか。キッチン?クローゼット?リビング? 
その中でも、実は「玄関」が最もおすすめのスタート地点なのです。

玄関は、家の“顔”ともいえる場所。
外から帰ってきたとき、最初に目にする空間であり、お客様を迎える入り口でもあります。ここが整っているかどうかで、家全体の印象が大きく変わります。人間の第一印象が大事なのと同じように、住まいにも“第一印象”があります。

また、風水の観点でも玄関は「運気の入り口」とされており、ここが乱雑になっていると良い運気が入りづらいとも言われています。迷信のようにも感じますが、玄関がすっきりしているだけで、なぜか気分が軽くなったり、シャキッと背筋が伸びたりするように思う人も多いのでは?
これは心理的にも立証されていて、空間の整理が心の整理につながると言われています。

実際に私が断捨離を始めたときも、最初に玄関を整えたことで「よし、やるぞ!」という気持ちになれました。小さなエリアだからこそ短時間で達成感を得やすく、成功体験につながりやすいです。玄関の断捨離を行えると掃除も簡単で、モノの入れ替えもかなり楽になります。

「断捨離って面倒くさそう」「広い部屋から始めるのは気が重い」という方こそ、まずは玄関から手をつけてみてください。
たった1〜2㎡の変化が、あなたの暮らしと気持ちを大きく動かしてくれるはずです。

玄関断捨離ステップ①|不要なモノを見極めて手放す

玄関を整える第一歩は、「使っていないモノ」を徹底的に手放すことです。狭いスペースだからこそ、少しのモノでも雑多に見えがち。だからこそ、思い切った見直しが効果的です。

まずは玄関にあるモノをすべて出して、何があるかを把握しよう。
実際に私がやってみたときは、5年前に買ったけれど履いていないパンプス(高かったブランドもの)や、使えるけどボタンが外れた折りたたみ傘、使っていない予備のスリッパ、防臭炭など、「これ、ここいあったのか」と思うモノがわりと出てきました。

迷ったときの判断基準は、「この1年で使ったか?」です。
さらに、「明日使う予定があるか?」と問いかけると、不思議と手放す覚悟がつきます。

✅ 不要品の断捨離ステップ

  • ステップ1:玄関のモノをすべて取り出す
    つべこべ言わず、とりあえず、靴箱、傘立て、収納棚などを全て取り出す。空にする。
  • ステップ2:1年以内に使ったモノだけを選別
    履いていない靴や壊れた傘、チラシ類は問答無用でゴミ箱に入れる。感情は入れずに、使ったかどうかだけで判断する。
  • ステップ3:「使っていないけどもったいない」は手放す
    1年以内に使ったけど、使用頻度が明らかに少ないものは「今」使うかでどうかで判断する。

このプロセスを経ると、視界も気分も驚くほどスッキリします。ポイントは感情(気に入ってる、高かった等)で動くのではなく、ルール(1年以内に使ったかどうか)で判断して断捨離すること。
また、断捨離は“モノを減らすこと”よりも、“迷いを減らすこと”。
玄関だからこそ、頻繁に目で見る空間なので、その効果をすぐに実感できます。

玄関断捨離ステップ②|“使うモノ”だけに絞って収納

不要なモノを取り除いたら、次にするべきことは「残すモノを整理する」ことです。
ただ収納するだけではなく、“使うモノだけ”に絞るのが大切です。
ここでのポイントは「使用頻度」と「動線に合った定位置づくり」です。

断捨離後は、出しっぱなしにする靴は1人1足まで。
鍵は専用トレーに固定。
これだけでも朝の支度が格段にスムーズになります。

✅ 使うモノの収納ステップ

  • ステップ4:玄関に出しておく靴は1足に絞る
    使用頻度の高いものだけを置くようにし、季節ごとに入れ替えも行ってもいいが、1足だけというルールだけを徹底する。
  • ステップ5:傘は必要最小限。壊れた傘は処分する
    もらった傘、ビニール傘は思い切って手放す。自分が使う1本だけにする。
    必要数は、長傘1本と折りたたみ傘1本ずつ。折りたたみ傘1本だけで済む人は1本だけに絞ってOK。
  • ステップ6:小物に“定位置”を設ける
    鍵、印鑑、宅配グッズなどは棚に収める。備え付けの棚に入らないものは玄関に置かない。
    極力床や棚上に物を置かないようにする。

収納アイテムとしては、マグネット小物を使ってドアに引っ掛けるものが役立ちます。
「使ったら戻す」の習慣ができると、散らかりにくくなるので、「物の住所」はしっかり決めましょう。

断捨離後の変化|気分と暮らしがこんなに変わった

玄関を整えることで、見た目以上に生活全体に変化が生まれます。
まず感じるのは、帰宅時の気持ちよさ。何もない床、揃った靴、必要なモノだけが収まった空間が「おかえり」と迎えてくれるような感覚です。

来客があったときも、「玄関きれいだね」と言われることが増えるのも嬉しいポイント。片付けをした効果を直に感じられます。モノが少ない玄関は“きちんと暮らしている印象”を自然に与えてくれますし、無意識のうちに自分にも「整った人であろう」という意識が芽生え、姿勢までシャキッとするようになったのもおもしろい変化です。

また、朝の外出準備も驚くほどスムーズになります。
以前は靴を探して、鍵が見つからなくてバタバタ…というのが日常も、定位置収納を決めるとそうした小さなストレスがなくなっていきます。

「玄関だけ整えたって、生活は変わらないでしょ?」と思っている人に教えてあげたい。
たった数㎡の空間の見直しが、暮らしのリズムや気分の安定にまで影響するよ、と。

まとめ|まずは1時間、玄関だけでもやってみよう

断捨離は「全部やらなきゃ」と思うと気が重くなりがちですが、まずは玄関だけ、1時間だけでもやってみてください。限られたスペースだからこそ、短時間で大きな達成感が得られます。そして、その小さな成功が「次もやってみよう」という意欲につながります。

玄関は家の“入口”であり、暮らしのエネルギーが出入りする場所。ここが整っていることで、気分が前向きになったり、日常のちょっとした動作がスムーズになったりと、思っている以上の効果があります。

もしあなたが、「なんとなくモヤモヤする」「家が落ち着かない」と感じているなら、まずは玄関の見直しから始めてみましょう。たった1時間で、気持ちも空間も驚くほど軽くなるはずです。

次回は、【断捨離②】へと進みます。
暮らしの中で次に見直すべきは“クローゼット”。
洋服の整理が心の整理にもつながる理由を、また詳しくご紹介していきます。お楽しみに!

タイトルとURLをコピーしました